近接護身術
SURVIVE護身術のベースは空手のサバキです。サバキには1.ショート(ローキック・パンチが届く距離)、2.ミドル(前蹴り、中段回し蹴りが届く距離)、3.ロング(ギリギリ届かない距離)の3つの間合いがあります。
護身術は空手のショートの間合いを3つにわけて使います。1.ショート(掴まれる、抱きつかれる等)、2.ミドル(相手が近い距離にいるけど手を出して来るか読めない距離)、3.ロング(逃げ切れる距離)です。空手も護身術もミドルの間合いが危険なので、この距離には身を置かないことが重要です。
ムーブメントエクササイズ
ムーブメントエクササイズは筋膜リリース、ストレッチ、関節操法、スロートレーニングを融合した当ジムのオリジナルエクササイズです。
■筋膜リリース
筋膜は全身の筋肉の上を覆う膜で、筋肉の保護や筋収縮時の滑りを良くする働きをしています。体のゆがみで筋膜がよじれてしまうと、筋肉の働きが妨げられてしまい、コリや痛み、違和感に繋がります。
■ストレッチ
ストレッチは準備運動などで誰もが一度はやった事がある、体を伸ばす運動ですが、大半の人は漠然と動きを真似しているだけだと思います。しかし、曖昧なストレッチは伸ばしたいところに効かず、他が伸びていることもあるのです。正しいストレッチには筋肉のこわばりを解きほぐしたり血液循環を促し、精神的なリラックス効果も期待できるのです。
■スロートレーニング
筋膜リリース、ストレッチ、関節操法で体が解きほぐれると、休眠状態の筋肉が目覚め、基礎代謝が高まりやすくなります。基礎代謝の60%は筋肉なので、休眠していた筋肉に負担の少ない自重でのスロートレーニングを行います。筋肉は安静状態でもエネルギーを消費する作用があるため、基礎代謝が高まることで、黙っていても体脂肪を落とす効果が生まれるのです。
■関節操法
全身には200もの関節があり、それらが連動しながら自由な動きを可能としています。しかし、ジッとした姿勢や筋肉疲労など、日常生活の中で、体が歪み関節が引っかかった状態になると、痛みや違和感など様々な不調の原因になるのです。この引っかかりは自然に取れませんが、軽度のは自己調整で改善が出来るのです。
■まとめ
ムーブメントエクササイズの目的は、使われていなかった筋肉の活性化です。そして、活性化した筋肉を効率よく使えるようにスロートレーニングで筋肉を付けていきます。また、護身術の基本動作にもダイナミックストレッチを取入れています。運動の習慣化とともに、変わっていく体への楽しみも、健康維持増進に繋がるはずです。
骨格の歪みを整える
人の体は無意識のうちに歪んでしまいます。人には利き手があるため得意不得意な動きで筋肉の発達の仕方が左右で異なるからです。筋肉は骨に付着しているため、強く発達した側に引っ張られて関節がズレたり捻じれてしまいます。関節のズレや捻じれは関節への栄養供給をも妨げてしまい、やがては痛みだけでなく変形に繋がる事もあります。特に、同じ動作を繰り返す職業の人やスポーツをされる方は偏った動きの繰り返しで骨格が歪みやすくなるのです。
ムーブメントエクササイズは筋力左右差で低下した側の神経筋に刺激を与えて筋出力改善と関節可動域拡の左右差を整える効果があります。自宅でストレッチをしても続かなかったり、やり方が曖昧では効果も期待できませんが、レッスンに通うことで正しい運動法を覚えて習慣化することで、誰もが健康維持改善が出来るようになるのです。
反射神経の養成
熱いものに触れた時に瞬間的に手を引っ込める動作は反射によるものですが、こういった反応を速くするには神経系の発達が不可欠になります。
運動神経の発達は12歳くらいがピークで、それ以降は成長が期待できないとされていますが、一定の運動を繰り返すことで神経は鍛えられていきます。
例えば、パンチを見る⇒感覚神経が脳に情報を送る⇒脳がやるべきことを決める⇒運動神経を通して筋肉に送る⇒筋肉が動いてパンチを避ける。
これらの手順をふんで自然に反射神経が鍛えられるのです。